産業振興と縁結びの神社


足利織姫神社 縁結び 社殿


■足利織姫神社 社殿
織姫神社は社伝によれば、宝永2年 1705) 戸田忠利が足利藩主としてこの地に来た時にド民が創建した神社で、機織の守護神として「天八千々姫命」「天御鉾命」の二神をお祀りしています。
現在の社殿は、明治13年 (1880) に焼失した社殿を昭和12年 (1937) に再建したもので、中央に拝殿、その両側に翼廊を配し、拝殿と翼廊を歩楼で結ぶ形は、日本古来の寝殿造建築である平等院鳳凰堂をモデルにしたといわれています。当時の神社建築は木造が主流でしたが、設計者である小林福太郎は、当時珍しい鉄筋コンクリートを用いて木造建築の意匠を再現しました。朱色に塗装された建物が、織姫山の山並みの緑と青空に映え、ひときわ鮮やかに眼に映り、美しい建築を創り上げています。
織姫神社は織物を中心とした足利の産業を信仰面から支えてきた存在であり、本市の近代化を語る上でも欠かせない貴重な遺産です。
近年は、産業振興と縁結びの神社として多くの参拝者に崇められています。足利市教育委員会


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