石てつ山 「横峰寺」 「たて横に峰や山辺に寺たてて あまねく人を救うものかな」 と御詠歌にうたわれているこの寺は、標高750m、八十八霊場のうち第3番目の高さにあり、四国遍路における三番目の「関所」です。修験道の開祖、役小角の開基といわれ、弘法大師が石楠木の木に刻んだ大日如来が本尊として安置されています。ここから右手へ600m登ったところに、弘法大師が厄除の星供養をしたといわれる「星の森」あり、石鎚山の西の遥拝所となっています。「関所」とは、悪いことをした人、邪念をもっている人は、お大師さんのおとがめを受けて、ここから先へは進めなくなるといわれています。四つの関所は、橋池山「立江寺」(第19番札所) 竹林山「神峯寺」(第27番札所) 石てつ山「横峰寺」(第60番札所) 雲辺山「雲辺寺」(第66番札所)です。