■禅師峰寺禅師峰寺は、寺伝によれば平城天皇の大同2年 (807) に、弘法大師が一宇を建て海上安全祈願のため自刻の十一面観音菩薩像を当寺の本尊として、安置せられ四国八十八か所のうち第32番札所と定められた。当山は観音の浄土天竺補陀洛山さながらの霊域にしてその山容八葉の蓮台に似たりとして八葉山と号し、大師当山に於いて求聞持院と称す。藩政時代藩主が浦戸港出帆の際必ずこの寺の観音に海路平安を祈ったこのひとから船魂観音ともよばれている。金剛力士像二体は仏師定明の作 (天応4年) で重要文化財に指定さている。と境内の説明板に書かています。