■藤井寺開創は公仁2年間弘法大師が四国ご巡錫の砌、此の地に立ち寄られ、三面を山に囲まれた渓流の水清き仙境に深くお心をひかれ、山上八畳岩にて17日間の御修法金剛不壊の道場とし、境内に五色の藤をお手植えになった由諸から金剛山藤井寺の寺号がおこったと伝えられる。昔時は山上に七堂伽藍が建ち並び荘厳の美を極めていたが天正年間長曽我部元親の兵火か遭い、更に天保3年の火災にあい伽藍のすべてを焼失したが、不思議にも御本尊薬師如来像 (国宝) だけはその災難をのがけられ、今日四国霊場最古の仏像として奥殿に安置されている。と説明板に書かれています。