娘が織りかけの布を切って弘法大師に差し出した功徳により、千手観音となった伝説が残る


四国霊場八十八か所 第10番札所「切幡寺」


■切幡寺
開祖 弘法大師
本尊 千手観音
由来 弘仁年間、弘法大師が巡行中、この山麓で、機織りの信心深い乙女から7日間施しを受け、7日目に大師が布を乞うたところ織っていた布を惜しげもなく切ってさしだしたという故事により切幡寺と称しています。
切幡寺との名前の由来は、この故事によるものと伝えられています。
又、大師はこの乙女の信心深さにうたれて、乙女の願いどおり千手観音の像を刻み、時の天皇、嵯峨天皇に奏請して本堂を建て、この本堂に安置したということです。その時、乙女の願いにより得度 (仏門に入ること) させ灌頂 (かんちょう) を授けたところ乙女は千手観音の姿になったといわれ、大師の刻んだ千手観音音像とともに女即身成仏の乙女が (秘仏) として安置されました。それで寺号とともに山号を得度山灌頂院 (とくどさんかんちょういん) と院号を称しています。本堂より一段高い北方の山腹に建つ大塔は、徳川二代将軍秀忠が堺に建立したものを明治6年ここに移転し国指定重要文化財となっています。
と説明板に書かれています。



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