煉瓦の壁や瓦などを取り除いた後、解体工事に着手


三池炭鉱近代化産業遺産群 万田抗


■三池炭鉱近代化産業遺産群 万田抗
 名称 史跡 三井三池炭鉱 万田坑跡 職場
構造形式 木造、平屋、瓦葺、建物面接162.69
機能 万田抗施設で使用する様々な機械、工具類を修理するための施設
工作機械
旋盤 (2台) 工作物を主軸と共に回転し、工具を接触させて、加工する機械。主に「外削り」、「中ぐり」、「穴あけ」、「ねじ切り」、「突切り」などの加工を行う。
ボール盤 工具を取れ付けた主軸を回転し、ハンドルによって主軸を上下させ、テーブルの上に置いた工作物を加工する機械。
研削盤 といし車を回転させ、工作物の表面を精度よく加工する機械。
保存整備工事
事業期間
平成21年11月から平成23年10月まで
整備概要
平成9年の閉山後、台風などの影響により屋根が崩れ落ち、建物の軸組みが著しく破損したので、次のとおり保存整備工事を行いました。
煉瓦の壁や瓦などを取り除いた後、解体工事に着手しました。取り除いた各部材の調査を行い、再利用可能な部材は出来る限り使用することで、閉山時の状況に復元することができました。
当時の構造では建物の強度が不足していたことから、地震や強風の荷重に対して安全性を確保し、室内の公開ができるようにするため、木造軸部を鋼製柱やブレース (筋交い補強) にて構造補強しました。
室内にあった様々に工具類は、名称や用途の調査を行い、できるだけ元の位置に戻すことで、当時の作業状態を再現しています。
荒尾市教育委員会 2011年11月 と書かれた説明板があります。



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