城の玄関にあたる西大手門櫓門は、最も格式の高い門とされています
熊本城 西大手櫓門 (にしおおてやぐらもん)
■西大手櫓門 (にしおおてやぐらもん)
西向きの城である熊本城は、本丸前面を防備する西出丸に、西・南・北の三つの大手門を配置し、その中でも城の玄関にあたる西大手門櫓門は、最も格式の高い門とされています。
寛永九年(1632)加藤家に代わって肥後に入国した細川忠利は、この門の前で駕籠を降り、敷居を押しいただくようにして、「謹んで肥後五十四石を拝領仕りまする」と深々と頭をたれたと伝えられています。
廃藩置県後の明治四年(1871)、政府軍によって他の櫓と同様に取り壊されましたが、昭和五十六年(1981)に西南戦争百年を記念して復元されました。しかし、平成十一年(1999)の台風によって倒壊したため、平成十五年(2003)に再度復元されました。
概要 木造 二階建て 入母屋造り 本瓦葺き 桁行十一間(23m)、梁間四間(8m)、延床面積二四八m2、高さ一二.六m と説明板に書かれています。
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