■長崎鼻の竜宮伝説 古事記にある「山幸彦と海幸彦」や「浦島物語」など竜宮や乙姫にまつわる伝説は、全国各地にありますが、ここ長崎鼻は、竜宮伝説の発祥の地として知られています。 長崎鼻周辺に伝わる伝説によると山幸彦(浦島太郎のモデル)は、竜宮城で豊玉姫(乙姫)と出逢い結ばれ、3年間を過ごしました。その後、山幸彦はすでに身ごもっていた豊玉姫を連れ、玉手箱(枚聞神社に奉納)と千年古酒を入れた2個の大甕(おおがめ)を乗せ、帰ってきました。 たどり着いたところは山川郷竹山の「無瀬の浜」の海岸。長崎鼻の沖合いにあり、竜宮門とも云われる奇形の島「俣川洲」で豊玉姫はお子をお産みになったと伝えられ、その子は「鵜茅葦不合命(ウガヤフキアエズ・神武天皇の父)」と名づけられたと伝わっています。 また、一説にこの話は「竜宮城は琉球城であり・・・」とのくだりがあることから、大和と琉球の交易を示す話とも云われています。 ■龍宮神社 豊玉姫(乙姫)を祀っており、家内安全、商売繁盛、航海安全の守り神として崇拝を集めています。また、縁結びや夫婦円満に御利益があることで知られ、多くの方が願いを込めた貝殻を奉納しています。 と説明されています。
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