■ C12形蒸気機関車231号機 説明プレート板の転載 この機関車は「シーコロ」の愛称で呼ばれいた蒸気機関車です。 戦前戦後を通じて、内子町の復興と繁栄に寄与してきた内子線(大正9年5月1日から昭和60年11月24日)を走る蒸気機関車の内、最後の蒸気機関車(昭和44年4月から昭和45年3月までの間活躍)です。 機関車のディーゼル化による近代化や合理化が進むなか、貨客分離により貨物専用列車として、内子駅から伊予大洲の間、町内や小田川流域で生産される木炭や木材を運びました。 内子線最後の蒸気機関車として、在りし日の姿を末永く後世に伝えるため、ここに保存します。 なお、この蒸気機関車が活躍していた内子線(内子−大洲)と、町民の長年の願いであった伊予市とを結ぶ内子線(内子−向井原)が昭和61年3月31日に完成し、内子町の鉄道輸送を大きく変えることになりました。昭和61年の新内子駅開駅当時に比べて利用客は1日1780人と2倍近くになり、名実ともに内子町の玄関口になりました。 この蒸気機関車の保存と併せ、駅前広場の再整備も行いました。平成9年10月1日 愛媛県内子町 機関車の諸元 形式 C12 車種 加熱C1タンク機関車 長さ 11m35cm 幅 2m80cm 高さ 3m90cm 重量 (積)50t (空)40t 水槽容量 5.5t 石炭積載量 1.5t 動輪直径 1.400mm 馬力 約566馬力 製造所 日本車輛 製造年月日 昭和14年9月21日 使用開始年月日 昭和14年9月28日 価格 58.624円47銭5厘 走行距離 1.209.334km (地球約33周分) 活躍の歴史 (昭和15年4月)仙台鉄道局小牛田機関区 (昭和42年6月)仙台鉄道管理局会津若松機関区転属 (昭和44年4月)四国支社宇和島機関区転属により内子線で活躍 (昭和45年3月)退役
|