■国営道前道後平野農業利水(二期)事業概要 碑前面文 道前道後第三発電所脇の国道沿いにある国営道前道後平野農業利水(二期)事業完成記念碑には、用水の概要を次のように記しています。 石鎚山系の水を面河ダムに集め、道前道後両平野への農業用水・中予臨海工業地地帯への工業用水、さらに水力発電による電力を安定的に供給する道前道後水利総合開発事業が昭和45年3月に完成以来、本県の産業発展に大きく貢献してきた。 しかしながら、事業完成後約20年を経過、老朽化・旧式化した水利施設を再整備するため、平成元年度から国営事業(一期地区)と県所管の工業用水及び発電事業との共同事業に着手し、平成18年度に完成。 さらに、農業用水の通年通水や新規受益地の拡大など、新たな水事情に対応するため、平成3年度から同国営事業(二期地区)に着手、道前平野に志河川ダム、道後平野には佐古ダムを築造し、平成20年度に完成 事業完成にあたり、仁淀川分水ら協力いただいている高知県や久万高原町の皆様方に改めて感謝の意を表するとともに、平成18年2月「全国疎水百選」選ばれたこの「道前道後用水」を後世まで伝えるべく、この碑を建立して偉業を伝える。平成20年2月吉日 建立 ■碑裏面 事業概要文
1 事業名 国営道前道後平野農業水利事業 2 事業期間 平成元年度から平成20年度 3 関係市町 松山市・西条市・伊予市・東温市・松前町・砥部町 4 関係土地改良区 道前平野土地改良区 道後平野土地改良区 道前道後土地改良区連合 5 受益面積 道前平野 4123ヘクタール 道後平野 6195ヘクタール 全体10318ヘクタール 6 総事業費 532億円 (一期 204億円 二期 328億円 内一期共同事業費 98億円) 7 事業概要 一期地区 共同施設改修概要 面河ダム 承水堰 9箇所・承水路 8.5キロ 道後導水路隧道 3箇所 2.2キロ(千原取水塔) 道後北部幹線用水路 3.2キロ 農業専用施設改修概要 道前平野幹線用水路 3路線 9.1キロ 新池調整池 道後平野幹線用水路 3路線 9.3キロ・横谷・通谷調整池 二期地区 志河ダム 西条市丹原町楠窪及び志川 堤高い 48.2メートル・堤長 107.0メートル・総貯水量 130万トン 佐古ダム 東温市下林 堤高 31.0メートル・堤長 210.0メートル 総貯水量 111万トン 志河川幹線水路 総延長 2.2キロ
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