天文年間 (1532−1554) のある年の春、室津近くの岬山の牧に、一頭の雲雀毛 (ひばりげ) の名馬が生まれた。


若宮神社 下関市 豊浦 天然記念物 川棚のクスの森


■若宮神社 下関市 豊浦 天然記念物 川棚のクスの森
天文年間 (1532−1554) のある年の春、室津近くの岬山の牧に、一頭の雲雀毛 (ひばりげ) の名馬が生まれた。血統は寿永3年 (1184) 正月源頼朝、宇治川合戦の際の名馬、麿墨 (するすみ) と生づきの子孫、駿馬出ず、との里人の驚喚の声は、そのまま噂となり時の領主大内義隆公の上聞さまで達し駿馬を献上するよう近郷の諸家に命じた。
しかし、このころ雲雀毛は野生馬に近く人影が近づけば砂煙りをあげ逃げさる。「ついに駿馬も芦山城主・金田三郎乗貞の手でひっ捕えられた次第です。これとて、日頃から念じたる樟の森若宮明神のご加護と心得ます。」金田の三郎は、自分の手柄ではなく神のお陰と強調、「義隆公は功に黄金10枚のほか、以後三百石の加奉を申し付ける。」雲雀毛は噂にたがわず、義隆自慢の乗馬となる。没後は樟の木の根に葬り埋めた。その後は神として祀られ、「樟の森霊場神」と号し、毎年3月28日に慰霊祭を行う。
樟の森は、樹齢千百余年の大樹この森の護持と礼拝者・里人の健康と幸せを念じクスの森若宮神社の社殿を平成22年3月14日に新装改築・竣功記念にクスの森の大樹の逞しさに肖り、健康・長寿・開運祈願の御守を発行した。と社殿脇の説明板に書かれています。



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