■ 飛行機雲 contrail (コントレイル) 北関東 飛行機雲(ひこうきぐも)は 飛行機の航跡に生成される細長い線状の雲です ジェット機などのエンジンから出る排気ガス中の水分 あるいは 翼の近傍の低圧部が原因となって発生します 別名 航跡雲(こうせきうん) 英語では contrail (コントレイル) といいます 飛行機雲は エンジン排気中の水蒸気が主因と翼付近の低圧部に起因するものに分けられます 排気ガスによるものは エンジンの排気により空気中の水分が増加し 飽和水蒸気量にまで達する場合があり それが凝縮し水滴、氷になり雲となります 航空機の燃料として レシプロエンジンの場合はガソリン ジェットエンジンの場合は灯油をベースとしたケロシンが使われています いずれも主な成分は炭化水素であす 炭素は燃えて二酸化炭素になり 水素は水となり 水蒸気として放出されます もともと大気中に存在する水分と合わさり 大気中の微粒子等を核として水滴が成長し さらに高々度の低温の下で氷結して飛行機雲となります 2つ目の翼付近の低圧部に起因する飛行機雲は 揚力が生じている飛行機の翼上面では気圧が低くなっています このとき大気は断熱膨張によって温度が下がっているため大気中の水蒸気が凝縮して水滴となり 飛行機雲として見られます
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