■ボタンボウフウ　セリ科
本州 (関東地方以西の太平洋側・北陸地方以西の日本海側) ・四国・九州・台湾。中国。フィリピンに分布し、海岸の砂地に生える多年草。葉が牡丹に似るのでこの名がある。キアゲハの幼虫が好んぶ食べる。と書かれた説明板があります。
毎年夏になると、土佐の植物生態園にあるボタンボウフウ (セリ科) が、みるみるキアゲハの幼虫に食べられ裸になっていきます。昆虫が幼虫の時期にエサとして食べる草本植物のことを「食草」、樹木のことを「食樹」といいます。多くの昆虫では食草・食樹は１から数種類に限定されますが (狭食性) 、中にはさまざまな植物を食べることのできる (広食性) のものもいます。
キアゲハはセリ科植物を食草としており、セリ・ミツバ・シシトウ・ボタンボウフウなどだけでなくセリ科の野菜であるニンジンやパセリも食べるので、畑などでも幼虫を見ることができます。と書かれた説明板もあります。