和名は、球形の花序が並んだ姿を、山伏が着る鈴懸 (すずかけ) の上に掛ける結袈裟 (ゆいげさ) の房にみたてたことから


スズカケソウ


■スズカケソウ ゴマノハグサ科
園芸・薬用植物として江戸時代から知られていましたが、1906年に牧野富太郎が植物学雑誌でこの植物を発表した際、国内での自生地は不 明とされていました。後に、1953年に岐阜県の竹林、1989年に徳島県貞光町の川の側の暗い斜面で自生とみられる個体が発見され、絶滅危惧種に指定されましたが、中国東南部に広く分布することから栽培品の逸出が疑われます。
茎を斜上させてつる状になる多年草で、開花期は7月から8月。和名は、球形の花序が並んだ姿を、山伏が着る鈴懸 (すずかけ) の上に掛ける結袈裟 (ゆいげさ) の房にみたてたことから。
絶滅危1A類 (環境省) と書かれた説明板があります。


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