■安居渓谷県立自然公園 1959年4月21日指定、面積1287ha。池川町宮ケ平付近より安居川の渓谷両岸を含み大滝神社に至る間で、岩質は一部石灰岩や片岩類で青みを帯びた断崖、巨岩、滝、深淵、或いは瀞が連なり、幽寂をきわめ、新緑、紅葉時は美しい。見るべき主な所は千切峡、みかえりの滝、乙女河原、飛竜の滝等である。大滝には滝の精を祭る大滝神社があり、岩窟の奥深い所で轟音を発し、そこから手箱山、筒上山を通ると石鎚山へと至る。 水と緑の砂防、ふれあい砂防ゾーンは1992年より整備が始められた。この事業においては、土石流より下流人家を保全する事はもとより、景観も又貴重な財産と考え、自然に配慮した擬岩の床固や石積みの砂防施設が配置されている。さらに遊歩道により澄み渡った渓流、背龍の滝、洞穴、岩屋等のすばらしい自然と触れ合うことも可能となっている。荒廃した山腹には、モミジ、カエデ、ドウダンツツジ、シャクナゲ等総千数百本を越える植樹がおこなわれ、特に春の新緑、秋の紅葉時には安居渓谷独特の色合い、形を持つ岩を使った施設とあいまって、美しさは渓谷の中でも特筆にあたいするものとなっている。 と説明板に書かれています。
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