旧高知海軍航空隊所属の飛行機を攻撃から守るための格納庫です


高知海軍航空隊格納庫 (掩体)


■高知海軍航空隊格納庫 (掩体)
この掩体は、旧高知海軍航空隊所属の飛行機を攻撃から守るための格納庫である。
昭和16年から20年の終戦直前まで飛行場からの誘導路に沿って、鉄筋コンクリートのものが9基、木や竹、土のものがいくつか造られた。現在、鉄筋コンクリートのものが7基残っている。
一番大きいもので約、高さ10m・幅45m・奥行き22m 小さいもので約、高さ15m・高さ5m・幅15m・奥行き8mで 厚さ50cm程もあり、頑丈なものである。
高知海軍航空隊 (現高知空港の前身) は、旧三島村の大部分を占有して1943年 (昭和18年) に造成された。ここは、予科練 (飛行予科練習生) 卒業者のうち、偵察搭乗員の実技教育をする飛練 (飛行術偵察専修練習生) の本科の練習飛行隊であった。その練習機が通称「白菊」である。
昭和20年5月から「白菊」に爆弾2個をのせて、「神風特別攻撃隊菊水部隊白菊隊」として沖縄へ悲劇の出撃をするのである。掩体のある光景は、歴史的事実を今に伝えるひとつの記念碑としてどっしり構え、周囲の風景と奇妙なコントラストをみせ、平和の意味をしっかりと教えている。
と書かれた説明板があります。
高知海軍航空隊
建設年 1943年 (昭和18年)
飛行場 長さ×幅 (1400m×1100芝張り、うち1000m×60mコンクリート舗装、1000m×40m×2基・砂利敷用地面積1.320.000平方メートル
格納庫 25.920m
収容施設 士官160名、兵員3.560名。工業場、倉庫、教育施設、外酒保、爆撃場、射撃場、射梁 (射撃場) 送信所、方位測定所
掩体 中型15、小型9、w型17
隧道・地下施設 住居 (2.500平方メートル) 、指揮所、逓信所、爆弾庫、燃料庫、倉庫、工業場、魚雷調整場、魚雷格納庫
と書かれた説明板があります。
白菊 諸元
全幅 14.98m
全長 10.24m
全高 3.93m
自重 1.67トン
発動機 空冷式 星形9気筒×1
プロペラ 木製2枚羽根 直径 2.71m
燃料 480リットル
最高速度 226キロ
巡行速度 176キロ
航続距離 640キロ
乗員 5名
特別攻撃時
爆弾 250キログラム×2
搭乗員 2名
と書かれた説明板があります。


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