■日吉神社 五代山鎮護の日吉さん 昔のお参りする人は神と仏の区別なく おりがたいものとして みんな一緒に拝んでました 元々は山王権現と奉称されていた、五台山鎮護の為に勧請された古いお社です。 お寺の中に神社がなんであるの という質問がよくありますが、明治時代が始まるまでの千年維以上の期間にわたり、「神仏習合」といって、神さまも仏さまも一緒に拝んでいたのです。 私たちが、家族の幸せや自分の望みを祈るとき、その願いを聞いて下さる方は、神さまであっても仏さまであっても、こちらを見てくださる御心にかわりはない、と昔の人は考えたのでしょう。 親子狛犬 門番を御せつかった狛犬さん 通常は雌雄の一対ですが、ここでは親子になっているめずらしいすがたです。 日吉神社の門番として、日々神様を守り続ける狛犬さん。よく見ると、親子の姿になっているのがわかります。 右の狛犬さんは、親が子供を守る姿、左の狛犬さんは子供を戒める姿、子を守る慈しみと、しっかりきびしく育てる様が表れています。 獅子は子供を千尋の谷底に突き落とし、這い上がってきたものだけを育てる、といいますが、優しさと厳しさの両面を表しているといってよいでしょう。 親子狛犬は、これを奉納した方の「子孫繁栄・家門長久」などの願いが込められています。 と説明板に書かれています。
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