■地元では「神様の水」　長命水
長命水に隣接する熊野座神社境内の掲示板には「長命水」に関する新聞の切り抜きが掲示され、長命水を次のように説明しています。
長命水　（球磨村神瀬堤岩戸） 国道２１９号沿いの熊野座神社鳥居近く。昭和６０年に熊本県昭和の名水百選に選ばれた。地元では「神様の水」として親しまれ、現在も県内外から大木の人が訪れる。
同神社では「地下から轟々と音が聞こえるので、住民たちが手で掘ってみたところ、水が湧き出た」と伝えられ、水は近くの神瀬石灰洞窟の御池に通じているともいわれる。
「子どものころの日課は、学校のあとの水くみ。夏には果物を冷やして食べ、それがおいしかった」と岩戸智班長（７０）。昭和３４年に簡易水道が設置され、現在は同地区の１８世帯を潤す。水温は年間を通じて１５度前後。毎年、春分と秋分の日に合わせて川祭りが開かれており、岩戸班長は「長命水」は地域の宝。地域全体で大切に守っていきたい」と話す。と記載されています。