■名水百選 金峰山湧水群 (熊本市・玉名市) 金峰山湧水群は、金峰山系一帯に点在する20か所(熊本市内の19か所、玉名市の1か所)の湧水群です。 九州巡幸をされた明治天皇に水を献上した「天水湖(てんすいこ)」、細川藩のお茶屋として造られた「釣耕園(ちょうこうえん)」、宮本武蔵が「五輪書」を著した霊巌洞がある「雲巌禅寺(うんがんぜんじ)」、夏目漱石など文人画人が多く訪れた清雅な山水庭園をもつ「成道寺(じょうどうじ)」などがあります。 ■少年の家跡地湧水池の名水 (熊本市) 少年の家跡地湧水池は、実業家、古荘健次郎氏の別邸であったのを、昭和17年(1942)青少年健全育成のための施設として熊本市に寄贈されたものです。 熊本市は昭和31年(1956)「少年の家」と命名、心身鍛錬の場として、青少年育成に提供し、地元を始め各青少年団体等が集い、当時は盛況を極めた。 また、地域の自治会等の会合にも大いに利用されてきたが、老朽化が進み解体され現在は更地となっている。 跡地の北側、岩の間から湧き出る自然の水、今も島崎湧水群の一つである。 因みに古荘健次郎氏は、明治23年(1890)熊本市古川町に生まれ、熊本商業を卒業後、家業の繊維問屋を継ぐと共に、大阿蘇観光、銀丁、千徳百貨店の他熊本日産自動車などの経営に参画、また九州産業交通の創立にも関与、貴族院議員も務めた。 熊本市教育委員会発行「島崎」熊本県大百貨辞典より一部抜粋 平成16年3月吉日 城西校区まちづくり委員会 と説明板に書かれています。 |