■国指定天然記念物　竹の熊の大ケヤキ　昭和１０年６月７日　指定
竹の熊の天満宮（菅原神社）の境内にあるこのケヤキは根元の周囲は約１５．８ｍ、幹回約１１．ｍ、樹高る約３３ｍあり、樹齢も１０００年を超すといわれる。県下では最大のケヤキで、わが国でも第一級のものである。
地上７ｍで主幹が分岐するが、そこに空洞がありトタン板で覆ってある。これは、戦前の台風で第一の大枝が折れた跡である。
この木には、ケヤキの巨木に普通に見られるような痕がなく、幹の表面は平らであり、幹にはテイカズラが巻きついている。
昭和の初め、この木を伐採するか保存するかをめぐって裁判までなったが、結局保存に落ちつき現在に至ている。
８月２５日には、境内で天満宮と観音様の祭りが行われる。
また、近くには国指定天然記念物の金毘羅スギや志津川のオキチモズクの発生地がある。
熊本県教育委員会（昭和６３年３月建）の説明板があります。