「不動岩」の名前は平安時代、山伏たちがこの山中にこもり、不動明王を本尊として祀り修行したことに由来します。


山鹿市の北部の象徴的な山容の奇岩 「不動岩 」


■不動岩
5億年以上も前の古生代(オルドビス紀)の「変はんれい岩」からできたもので、まだ日本列島の形すらできていない時代のものです。
このはんれい岩が気の遠くなる年月をかけて崩れて海に流され、海水に洗われ丸い小石や砂(さざれ石)になり、そのさざれ石が海底に厚く積み重なって強い圧力を受け岩盤となり、その周囲が削り取られていわゆる国家「君が代」の歌詞にある「さざれ石の岩盤(いわお)となったものが不動岩です。
「不動岩」の名前は平安時代、山伏たちがこの山中にこもり、不動明王を本尊として祀り修行したことに由来します。当時、たくさんの山伏たちがこの岩の周りに坊を建て、修行していたと伝えられています。と中腹の説明板に書かれています。
不動岩は、山鹿市の北部、市内からもその偉容を見る事ができ、随所に案内板か設置れているので迷うことはありません。不動岩の直下まで林道状の道路が整備され車で登ることもできます。ただ道が狭く離合箇所が少ないので注意してください。駐車場は6台程度です。
不動岩は、写真の左側の独立峰が 「前不動」、 中央が 「中不動」 、右が 「後不動」 と呼びます。


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