■鼓ケ滝
金峰山西斜面にある肥後耶馬渓と呼ばれる渓谷にある滝です。
清少納言の父で、三十六歌仙の一人に数えられる平安時代中期の歌人、清原元輔がこの場所を訪れた折、異様なる法師がこの滝を見て「音に聞く鼓の滝を打ちみれば山川の鳴るにありける」という和歌を詠んだと「拾遺和歌集」に掲載されています。
肥後耶馬渓は、紅葉などが美しい景勝地として知られ、周辺には宮本武蔵が修行をし、「五輪の書」を書いたといわれる「霊巌洞」などがあります。