■七滝　御船町
七滝は、阿蘇山の噴火によって形成されたASO-1火砕流による火山砕屑物阿蘇溶結凝灰岩の浸食形成の崖を流れ落ちる滝で、滝の周囲は柱状節理の岩が見られます。
溶結凝灰岩は矢部町浜町から御船にかけての基盤の谷をうめた台地部の崖に分布するといい、火山砕屑物は、侵食に弱く、このため、侵食差が７段形成され、４０ｍの落差を生み出したとされています。
滝の上部には、駐車場が完備され、２０台程度の駐車は可能です。滝の上部には七滝神社が鎮座し、その脇の階段から滝の上部を観察できます。また、駐車場から右手に下る遊歩道を約１０分程度下ると写真のような滝壺にいたります。整備された遊歩道でスニーカーであれば心配ありません。ただ、急坂のため、帰りの登り路は汗だくです。
訪ねた日は、雨上がりの次の日です。水量の多い豪快な滝を見ることがてきましたが、他のサイトの情報では、上流の水力発電所の取水により、普段は極端に少ない水量といいます。また、５月には神事により限定的な放水もあるといいます。どうぞ、情報を得られて訪ねていただければ幸いです。