熊本県を代表する阿蘇火山によって形成された地質学的特徴を象徴的に示すものとして、熊本県天然記念物に指定されています。


聖リ瀧 (通称:聖滝)


■聖リ瀧
聖リ瀧 (通称:聖滝) は、一級河川緑川水系笹原川にある滝で、高さ(落差)約31m、幅(滝口)約9.5mを測ります。その名前は、滝の中腹にある岩が水に打たれて修行している僧侶の姿に似ていることに由来します。
寛永3年(1791)正月、熊本藩主8代細川斉滋が矢部に狩りに訪れた際に、千滝および五老ケ滝を見学したことがきっかけとなり、御抱絵師に国中の山川や瀑布の風景を描くように命じました。これを受けて、寛永5年(1793)2月に完成したのが「領内名勝図巻」です。これに描かれている聖リ瀧は、現在と大きな相違はなく、当時の大名が好んだ風景観をうかがう上で、図巻き自体とともに貴重な価値を有しています。
平成23年4月には、熊本県を代表する阿蘇火山によって形成された地質学的特徴を象徴的に示すものとして、熊本県天然記念物に指定されています。と説明文に書かれいます。


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