洪水に備えて貯水率を下げる5月から9月にかけて優美な姿を湖面に見せてくれます。


近代化産業遺産 平成19年度 産業経済省 「曽木発電所遺構の概要」


■曽木発電所から学ぼう (説明文全文、一部要約した部分があります。)
明治40年(1907)、曽木の滝のすぐ下に曽木第一発電所が完成し、大口に初めて電灯がともることになった。出力は800キロワットであり、大口にあった3カ所の金山の動力源や近郊町村の電灯用に供給しても、半分の電力でまかなうことができたため、余剰電力を相伝して水俣のカーバイト(漁船や自転車の電灯燃料)工場を建設した。
明治42年(1909)には、第一発電所に代り、約1.5m下流に発電量約6700キロワットの第二発電所が完成した。レンガ造りの洋風建築の発電所もさることながら、ドイツのシーメンス社製の発電機の導入や5つのトンネルや水路橋を持つ約1.5キロの導水管建設などが示すように、一大事業であったため、全国から技術者や作業員が集まり、下ノ木場集落は再び活気に包まれた。
曽木の滝右岸から取水し、現在の曽木の滝公園下、下ノ木場地区へと続く導水路を流れて、発電所の4本の水圧鉄管から一気に落としていた訳であるが、現在でも発電所やヘッドタンクの一部、水路やトンネルの大部分が残り、スケールの大きさを物語っている。
鶴田ダム建設にともない集落は移転し、約60年にも及び発電所の歴史も幕を閉じ湖底に沈むことになったが、水の力を利用した発電はクリーンな自然エネルギーであり、また電気化学工業の発祥のきっかけになった曽木発電所は、湖底から現代に静かにメッセージを送り続けている。と説明板に書かれています。


♪ 。 . : * ・ ゚ ゚ ・ * : .        . : * ・ ゚ ゚ ・ * : . 。 ♪
1998-2015 itigoNet & StrawberryClub, internet cection Since 1998.12.20

当ホームページ内の画像およびイラストなど全ての内容につきまして無断転載・転用を固くお断りいたします。