風味絶佳の改良土佐節の完成


改良土佐節発祥之浦


■ 改良土佐節発祥之浦
播磨屋亀蔵 天明2年宇佐浦にて出生嘉永6年12月2日没 行年72才
宮尾左之助 亀蔵長男 文化2年出生明治23年10月17日没 行年86才
亀蔵は青年の頃紀州印南の魚夫から鰹節製法を伝授された。その頃は「乾かすに雨がふれば藁火をもって籠の下より水気を去るなり」 (日本海山名産図絵寛政10年) と記されているように、自然乾燥と火力乾燥を併用していた。亀蔵は左之助とともに薪を使って火力の調整をはかり、燻煙の効果を重視するとともに徴付けの工夫その他バラ抜き、もみ付等諸技術の改良に苦心を重ね、幕末に至り薫乾法、徴付法を確立して風味絶佳の改良土佐節を完成し、土佐節の声価は更に高揚した。
明治政府の産業振興政策により、地元で左之助の教えを受けた川内弥之助、西岡芳松等が日本各地に招かれてこの改良法を拡め、鰹節製業界に尽くした功績はもまた偉大である。明治17年左之助はその勲功により田辺知事から賞状を授与された。亀蔵生誕二百年に際し、有志相はかりこの業績を永く賛え斯業の発展を期するともに鴻恩に感謝の念をもってこの碑を建てる。昭和56年3月7日 播磨屋亀蔵左之助領徳碑建設期成同盟会と刻まれています。



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