平成3年の台風19号により地上約11メートル付近から主幹が折損による枯死 底部7メートルを保存


手野のスギ 元国指定天然記念物


■手野のスギ 元国指定天然記念物
大正13年12月9日指定 平成12年9月6日解除 高さ約48m、幹囲約11m (昭和45年測定)
この杉は、ここ國造神社の主祭神 速瓶玉命 (はやみかたまのみこと) のお手植えの神杉として伝えられ、熊本県下でも最大級の巨木である。昔は「手野の神杉」、「手野の日本杉(夫婦杉)」といい、2本あったというが、男杉は文政年間(1818から30)に雷火により伐採され、この女杉だけが残っていた。現在、男杉の株痕横に、天保2年(1831)に植えられたという杉がある。これは男杉の古株から生じたヒコバエを植えたものといわれ、「神杉 天保二年 御郡御目附中村荘右衛門 植え」と刻んである植杉碑が建てられている。また、伐採された男杉は香りが高く、その一部を御笏の材料として仁孝天皇に献上したところ、おほめの言葉を頂いたとも伝えられている。
平成3年の台風19号により地上約11メートル付近から主幹が折損した。そのため保存を第一として土壌改良等懸命な養生作業を行ったが、やむなく枯死してしまった。残念ながら国の師弟は解除となったが、地元にて「手野の大杉保存事業期成会」を立ち上げ、折れ残った地上2.5メートルから7メートルを切断し、上屋をかけ平成14年に現在の姿となった。元国指定にふさわしく堂々とした貫禄の杉で、神の鎮まる神威を感じさせる。平成17年11月 阿蘇市教育委員会と説明文に書かれています。


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