■小村神社と牡丹杉 (村文化財指定 昭和36年) 人皇31代用命帝の2年、高岡の首 (郡長のこと) と日下氏 (当時この付近を支配していた人) が、先祖の国帝立命を祭って創建し御霊に環頭の太刀を奉納したと伝えられている国史現在社で、元国の安上官幣の御社であった。往古は土佐二の宮で、二の宮天神と称し日下の総鎮守である。祭神は国常立命で御神体は太刀である。 御神体の環頭太刀は国宝に、木造の菩薩面2点は重要文化財にいずれも1957年指定された、その他の社宝に南北朝時代の銅鏡2面、36歌仙額、小野道風の書等がある。 社殿の背後に樹齢一千年の杉「燈明杉」または「牡丹杉」と称する老杉がウッ蒼と天を摩し壮厳さを感じさせている。この杉の大木は下枝は杉葉であるが中程より上は檜かハクの葉様で稀にに見る珍種である。伝説によると宝永2年7月仁淀川大氾濫の夜、また安政元年の大地震の前晩、日露役の時など何か異変がある時には杉の梢に大きな霊火が爛々と懸ったとのことで、里人は神木として崇拝して来たものである。 と書かれた由緒書があります。 燈明杉」と称されるボタンスギ(牡丹杉)、樹高25メートル、胸高直径270センチメートルの巨木です。 |