今八幡宮には大内義隆が寄進した銅製の鰐口があり、国の重要文化財に指定されている。
国指定重要文化財 今八幡宮本殿・拝殿・楼門
■ 国指定重要文化財 今八幡宮本殿・拝殿・楼門
今八幡宮の創建年代は不明であるが、鎌倉時代に大内氏19代弘成の娘に今八幡殿と呼ばれた人名があり、山口に大内氏が移る以前からあったことがわかる。文亀3年(1503)大内氏30代義興が下宇野令の朝倉八幡宮を今八幡宮の地に移し二社を合併し造建したのが現在の社殿であると伝えられている。
楼門は左右に切妻造りの翼廊を付し、正面に一間の向拝がある。拝殿は桁付三間、梁間一間の切妻造りで、その後方に本殿がある。社殿は楼門・拝殿・社殿が一直線に配置されている。このように楼門を拝殿に兼ねた造り方は山口地方独特な形式であって、山口近郊には同形式のものが多くみられる。本殿外陣の海老虹梁や楼門柱下の礎盤など禅宗様の建築様式が見られる。
なお、今八幡宮には大内義隆が寄進した銅製の鰐口があり、国の重要文化財に指定されている。と書かれた説明板があります。
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