本殿は三間社入母屋造り、拝殿は二重入母屋造りでともに室町時代の洋式をよく伝えている建物


国指定 重要文化財 古熊神社本殿・拝殿


■ 国指定 重要文化財 古熊神社本殿・拝殿
古熊神社は、今から620年余前、応安6年(1373)に、大内弘世が京都の北野天神を勧請し、北野小路にまつっていたものを元和4年(1618)に毛利秀就がこの地に遷宮した。祭神は菅原道真で福部童子を配神としている。
本社殿は、室町時代に建立されたものを、ここに移築したものである。本殿内にある宝殿の板に「天文16年云々」の墨書があるので、本殿の建立もその頃と考えられる。本殿は三間社入母屋造り、拝殿は二重入母屋造りでともに室町時代の洋式をよく伝えている建物である。本殿の正面にある三つの蟇股にそれぞれ松竹梅の彫刻が見られるが、これはわが国で建築の装飾に松竹梅を組み合わせをとりいれた最も古いものとして有名である。
社宝として、重要文化財「紙本墨画天神図(昭和48年6月6日国指定)がある。
本殿の例祭は11月25日で、23日から神幸式には大拝司・花神子参向の古式神事が執行され、山口天神祭と称されている盛大な祭りである。
山口県教育委員会、山口市教育委員会 と書かれた説明文があります。



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