■ ニュートンのリンゴの木 常盤公園 アイザック・ニュートンは故郷のウルスソープで、リンゴの実が木から落ちるのを見て「万有引力の法則」を発見するきっかけをつかみました。今でもその木の子孫は現地で大事に保存されています。 日本学士院長、柴田雄次博士はイギリスの国立物理学研究所長ゴードン・サザランド博士にニュートンゆかりのリンゴの実を分けてもらえるように頼んでいました。 1962年、万国化学協会に出席するために来日したサザラン博士はリンゴの実を持って来ました。その実は、園芸試験場などで大切に育てられましたが、1964年2月にはサザランド博士から改めて由緒正しい接木苗が送られてきました。 しかし、輸入された接木はリーフスポットというウイルスに侵されている疑いがあるために、他の植物から離して栽培が続けられました。1980年10月、すべての苗の毒をなくすことに成功し、晴れて日本学士院から小石川植物園に送られました。その後、この苗は大事に育てられ、大きくなって多くの実をつけるようになりました。 この木は小石川植物園に植えられている枝を分けてもらい、熱帯植物館で接ぎ木して育てたニュートンゆかりの純系のリンゴの木です。と書かれた説明板が木の脇に設置さけています。
|