山口方面下っていくと、「キンチヂミの清水」に着きます。岩盤から水が湧き出ていて非常に冷たいので、飲んだら縮み上がるというので。キンチヂミとつついたといわれます。


キンチヂミの清水 萩住環


■ キンチヂミの清水 萩住環
萩往還中で最も高い標高540メートルの地点を板堂峠と言います。中世、大内氏か栄えた頃に大内政弘が板葺きのお堂を建てたことに由来しています。
板堂峠から山口方面に向かって少し下がった谷の先には、江戸時代の初頭(1600年代初め)のころ開発され、寛永年間(1624年〜1643年)ごろまで稼働していた「一の坂銀山」がありました。
この銀山の山奉行は「天野又右衛門」という名で、産出した銀には 「天又」の極印が押されました。そのため一の坂銀山から産出した銀は通称「天又銀」と呼ばれました。
さらに、山口方面下っていくと、「キンチヂミの清水」に着きます。岩盤から水が湧き出ていて非常に冷たいので、飲んだら縮み上がるというので。キンチヂミとつついたといわれます。
この冷たい水を利用して、大正時代の初年頃(1910年ころ)まで、醤油味と砂糖味の「ところてん」を販売していたそうです。
キンチヂミの清水の脇にある説明板に書かれています。



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